ISO研修講師日記Vol.5 (講義時間の最適値はどこだ?)
- tsunemichiaoki
- 1月30日
- 読了時間: 4分

生まれて初めて、研修コース本番の講義を録音してみました。
一番の狙いは、そのコンテンツから次のコンテンツを生み出すことです。
録音データを文字起こしして、それを別教材に加工するのが簡単か、とても大変か。
まずは何かをやってみよう、と思っています。
とは言え、どのような教材を作っていくかはまだ思案中。
今回の録音はISO9001規格解説で、あくまで初学者向けのもの。
とはいえ、丸々1日の研修コースの内容ですので、全編ではそれなりの量になります。
また録音自体は、目の前のお客様向けに対応しているものですので、そのまま加工せずに外に出すこともできません。
手元にスマホを置いて録音しただけですが、思った以上にクリアな音声で録音されていました。
今どきは、
Zoomでのオンライン講義であれば、それを録画して文字起こし、ということをされている方や、
議事録作成をAIの手を借りて行っているという方
などあちこちで皆さんITとAIの力をうまく活用しているのだろうな、と思っています。
録音できているかどうかの簡単なチェックしかまだしていませんが、活舌も問題なくしゃべっている自分がいたことの再確認はできましたので、いったんはよし、というところです。
理想論を言えば、その録音データに基づき自分の解説内容、そして事例紹介内容がわかりやすい言葉になっているか、理路整然とした内容になっているか、というチェックを行い、改善ポイントを見つける、ということができればスーパー講師、ということでしょう。
世の中でよく言われる人材開発の基本として、強みを更に磨け、という理論(?)、教え(?)からすれば、上記のような振り返り及び改善ポイントを見つけるために録音データを活用するのが最善手ということになるはずですが、私自身は、弱みを補強するほうにどうしても思いが行きます。
今はそこではないだろ、という判断ですね。
自己評価90点のものを95点にするのと、
自己評価60点のものを70点に持っていくのと
どちらを選択するか、という判断です。
私の場合は完全に後者を選ぶ口です。
ゆえに、今回の録音データも、自分の講義スタイル見直しに使うよりも新たなコンテンツ作成につなげていきたいわけです。
さて、そのスタンスの中で、改めて感じるのは、今回のISO9001規格要求事項の解説でかけた時間は3時間少々でした。
研修コース自体は朝の9時15分から始まり夕方の4時までのカリキュラム。昼休みや途中休憩を除くと5時間25分の内容があるコースです。
実際は規格要求事項解説以外にもワークの時間もありますし、序論として展開する部分もあります。規格要求事項の講義部分が3時間少々、というのはトータルで見れば妥当な設定と思っていますが、聞く側の立場に立つと、果たしてその時間が長いのか短いのか。
もちろん物理的時間としては短くありません。
ですが、ある一定レベル以上の理解度に到達してもらうことを考えると、その時間は長くはありません。
まるまる2日間かけて規格要求事項を学ぶコースにも一定の需要があることを考えれば、お客様の方でもそう簡単に学べるものではないことはご理解いただいています。
その上で、どの程度の長さの講義時間のものをご提供するのがよいか。
改めて考えると答えが出なくなります。
ある時、30分でISO9001規格要求事項のエッセンスを伝える講義をしたことがあります。
30分では要求事項の細かい部分を伝えることはできません。
ですが、思う以上に30分で伝えられることがあるな、ということがやってみてわかりました。
そこから考えていくと、
ISO9001規格の理解のためのコースとして、
・30分コース
・1時間コース
・3時間コース
・6~7時間コース
というくらいに区分けしてそれぞれ作ってみると、皆様方それぞれのニーズに合わせたコース設定ができるかな、とも思いました。
それを本にしてみるとその違いがより明確になるかもしれませんね。
パワーポイントも一から作らないといけないので、すぐさまできるわけではありませんが、ご興味ある方おられるならまずは30分コースからでしょうが、教材づくりを始めましょうか。
ところで、
どなたかご興味ありますか?
最後に『本日のひとこと』
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