仕事はいつまで、何歳までするの?
- tsunemichiaoki
- 2024年8月3日
- 読了時間: 7分

本日もセミナービジネス研究所の記事をご覧いただきありがとうございます。あらゆる経営者の方が事業を発展させていく上で、セミナー展開の価値、メリットを感じていただくために、セミナー展開で御社の事業あるいは経営者であるあなた自身のアピールをしていただきたいと考えております。
そのために、セミナー展開をどのように行っていけばよいか、という基本をお伝えするため、そしてご参考になるのでは、という記事を書き連ねております。
さて、今回はいつものセミナー対応や講師に絡む話ではなく、たまたま読んでいた本に出ていたアインシュタインの言葉からご紹介したくなるものが出てきました。今回は少々毛色の違うものにお付き合いいただければ幸いです。
それでは今回の本文をどうぞ。
早速、そのアインシュタインの言葉をご紹介しましょう。
「人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを保つためには漕ぎ続けなければならない」
すこしここで時間を取って、この言葉をかみしめてみてください。
「人生は自転車に乗るようなものだ。バランスを保つためには漕ぎ続けなければならない」
いかがでしょうか。
私の場合は、自転車を漕ぐ、ということから何かとても意味あるものが伝わってきました。
人生をマラソンに例える方に巡り合う機会は何度かありました。
短距離走ではなく、長距離走ということですね。
それももちろん納得感ある言葉ではあるのですが、少なくとも私の場合は、そうだよね、という程度の感覚、感想しか今まで持つことができていませんでした。
ですが、今回、この自転車を漕ぐ、ということが妙に身近に感じられたのです。
自転車が好きで今でも乗り回しています、ということであればまた一般の方とは違う感覚が出るのでしょうか、さすがに自転車にはもう乗らなくなったな、最後に乗ったのはいつだろうな、というくらいに自分にとっては過去のものになっています。
子どもがまだ小さかった頃は一緒に自転車に乗る、ということもあったのですが。
もし全く自転車に乗ったことがない、という方であれば、自転車を漕ぐ、と聞いてもあまりピンとこないかもしれません。ですが今の方々であれば自転車に乗ったことが全くないという方は非常に稀ではないかと思いますので(違ったらごめんなさい)、この自転車を漕ぐという感覚をご理解いただけると思うのです。
おわかりのように、自転車は漕ぎ続けなければ倒れてしまいます。
これを人生に例えて考えてみたのが今回の記事内容の発端です。
うがった見方をすると、とにかく馬車馬のごとく働け、と言っているような、かなりきつい感じに受け止められてしまうリスクもありますが、特に経営者の立場の方であれば、申し上げずとも、十分にこの言葉を噛み締めた日々を送っておられるのではないか、と改めて感じたわけです。
その中から、キーワードになるものを探ってみると、3つの言葉が浮かんできました。
・バランスの重要性
・漕ぎ続けることの意味
・タフな状況への対処
この3つの視点で少し書き連ねてみました。
■バランスの重要性
バランスは人生の基本といってもよいでしょう。
仕事一辺倒でもうまくありませんし、仕事よりもプライベート優先というのも、もちろんだめではありませんが、その価値観の方とはこのサイトでご縁を続けるというのはあまりないのかな、とも感じます。
オンとオフのバランス、言い換えれば仕事と遊びのバランス。
これが崩れると、その人の人生はかなりの可能性で不安定になると言って良いでしょう。そしてそれは自転車をどのようなスピードで漕ぐかということとも繋がると感じるのです。
低速であれば、慣れないうちは意外とバランスを取るのが難しいものです。一方で高速になるとバランスを維持するのとはまた別の問題も発生していきます。
いずれにせよ、漕いでいなければ自転車は倒れてしまいます。
持続可能ではない状態になってしまうわけです。
これが2つ目のキーワード「漕ぎ続けること」に繋がっていきます。
■漕ぎ続けることの意味
アインシュタインのこの言葉からは、動き続けることの重要性を示唆している、と私は感じ取りました。自転車を漕ぐことを止めれば、当然自転車は倒れてしまいます。当たり前のことですね。そして動き続けるということは前に進む、ということでもあります。
漕ぐのをやめてしまえば、同じ場所に留まり続けることになります。
世の中は日々、変化、進化をしている中で、留まり続けるということは、成長を遂げようという意欲の放棄であり、世の中から遅れを取ってしまう、ということでもあります。
あなたにとって、そのような人生はどれほどの価値を持つものでしょうか。
おそらく多くの方は、そのような人生では価値を感じない、と思われるのではないでしょうか。
では、あなたは、この先のあなたの人生をどのように進めていきたいですか。どのように仕上げていきたいとお考えですか。
新しいことに挑戦し、変化を受け入れることこそが、ここでいう漕ぎ続けることの意味だと私は解釈しました。
■タフな状況への対処
自転車を漕ぐ。
無風の時に、きれいに舗装された路面で、周りには人も車もいない。
このような状況であれば自転車を漕ぐことはさほど苦労することはないでしょう。
ですが、人も車もいるし、でこぼこ道もある。山坂もある。そのような中で自転車を漕ぐ、ということは場合によっては息が切れることですし、大汗をかくこともあるでしょう。
人生には厳しい局面がつきものですが、アインシュタインの言葉からは、そのような場面に遭遇したとしても漕ぎ続けよう、というメッセージを感じ取りました。
向かい風の坂道を自転車で上るときのことを考えてみてください。
変速機がついていれば、ギアを落として最も軽くペダルを踏める状況にするはずです。そしてサドルから腰を上げて、大きく体重をかけてペダルを踏むのではないでしょうか。
それによって、頑張れば乗り越えられる、という局面を今まであなたも何回も経験してきていると思います。
これまで十分そのようなきつい坂道を上りきったから、もうこんな思いはしなくてよいだろう、ということになってくれれば人生は楽ができるかも知れません。
でも、そう簡単に事が進まないことは誰もがわかっています。
次にどのようなタフな坂道を上らなければならないか、わかっているかいないかでも心構えは随分変わってきます。
先を読むということは、人生においてはなかなか手ごわい相手です。
そう簡単に先を読むことなどできません。
ですが、それだからといって無理、と思って思考停止になってしまっては残念な限りです。
私たちは、先が見えないからといって、むやみと怖がる必要がありませんが、一方で、出たとこ勝負、というものでもうまくいきません。
いかに先を読み、そして来るべき苦難に向けての準備をするか。
その努力を欠かさないようにしたいものです。
そして経営者の方であれば、その上らなければならない坂道も普通の人が直面するものよりも厳しく、つらいものであることの方が多いはずです。
でもそれを乗り越えられる方だからこそ、その試練が目の前に現れている、そう思って頑張っていただきたいと思います。
アインシュタインでさえ、あのような発言をしているのですから。
そして一人では挫けそうであれば、信頼できる誰かにその辛さを話してみることも必要なときがあるでしょう。
無理はしても無茶はするな。
いつも私自身に向けて、そして他の方にもお伝えしている言葉です。
私で役に立てそうなときがあればいつでもお声がけください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
(了)
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