審査/監査員のためのコミュニケーション研修(ISO研修講師日記Vol.30)
- tsunemichiaoki
- 6月28日
- 読了時間: 4分

今回はISOから少々離れた、審査/監査業務に取り組む方々向けのコミュニケーション研修。
規格要求事項等の話をする一般研修とは全く異なる、審査員向けのCPD研修と言ってもよいものの講師についてのお話です。
コミュニケーション研修への要望
コミュニケーション研修とは言え、私自身がコミュニケーションのプロとはとても言えるわけではありません。
長年講師は続けさせてもらっていますが、とはいえコミュニケーションはまだまだ学ぶこと、考えることだらけです。したがってこの研修も、各所でよく開催されているキャビンアテンダント経験者の方が行うコミュニケーション研修とは似ても似つかぬ内容です。
とはいえ、審査業務、監査業務は人と人の間で行われる仕事です。
当然そこではコミュニケーション大事さは誰もが意識することであり、横においてよいものではありません。
だからこそ私自身が講師となってお伝えできることがある。
そう思って自分で提案、開発し、ある特定組織に取り入れていただいた研修です。
そしてその初回開催からはもう10年以上の月日が経っています。その組織にも新しい方がどんどん入ってくることもあり、毎年発注いただく状況が続いています。
研修の洗練度を上げる努力
しかしながらこの研修、いつもうまくいくというものではありません。
開催回数が少ないことによって、洗練度を高め切れていない、という見方もできるのですが、そもそものコース設定が現状の顧客ニーズからずれてきてしまっている、という課題があって、なかなか受講者評価が上がらない、という状態に直面している研修でもありました。
とはいえ、ありがたいことに、その組織内の議論検討では、やはりその組織の現状における塵埃育成プログラムの様々なバランス、観点から必要な研修、ということで連続発注が続き今年度も対応させていただいている研修です。
ありがたい話なのですが、研修コース担当講師(かつコースの提案かつ原案設計者として)からすれば、これまでのままでOKとは全く言えないコース。
今年度も内容のブラッシュアップを図りました。
結果として何とかその他の小さな工夫と相まって今回も、無事終えることができた、という状況からもう一歩踏み出して、ようやくこのコースに対して前向きな記録を残せる状況となりました。
さあそこで残したいのは何か。
研修実施の本質
それはコミュニケーション研修と言えども、審査/監査員にとって必要な力量は審査/監査の基本要素だな、ということを改めて感じたことです。
審査/監査の基本要素とは何か。
これはあくまで私自身の主観的判断ですが、その審査/監査の目的をしっかり認識したうえで、その審査/監査先がその目的達成をする上での支援をする、というマインドにあるな、というものです。
だいぶわかりにくい表現かもしれませんね。
要は、相手先には必ず経営の目的がある。
その経営の目的を達成していく上での一助となる審査/監査を実現することが何よりも大事なこと。
そのためにあるべき立ち振る舞いは何か。コミュニケーションは何か、という問題意識が必要ということです。
その目的を共有することができれば、そのために必要なことは何か。
その目的達成のためのプロセスで相手に欠落している要素は何か、という見方をしていくと、その支援にはどのようなコミュニケーションが必要か、ということも見えてきます。
ここでいうコミュニケーションは、発する言葉だけでは当然ありません。
どのような立ち振る舞いをするのが効果的か、ということまで考える必要があります。
受講者の活躍を願って
審査員/監査員ということで考えると対応できることが限定されてしまうことで、コミュニケーションとしての対応範囲も狭い範囲になってしまうかもしれませんが、もしコンサルタントという立場であったらどのようなコミュニケーションスタイルをとるか、ということまで視野、発想を広げて考えていただくと、違った視点で考えることができるではないでしょうか。
単に挨拶の仕方だけをトレーニングするような研修であればこのようなことは関係ないと言えますが、私が伝えられるコミュニケーション研修となると、ここまで踏み込むことになります。
今回は、今までよりもその部分が受講されたお客様には伝わった手ごたえが感じられた日となりました。
本日もお読みいただきありがとうございます。
『本日のひとこと』



コメント