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講師に遠慮しないで!(ISO研修講師日記Vol.29)

  • tsunemichiaoki
  • 11 時間前
  • 読了時間: 5分
講師


久々に受講者数Maxでの内部監査員養成研修の担当でした。

24名定員いっぱいいっぱいでの集合研修。


さらには特定企業の工場での開催でしたので、皆がユニフォーム姿。

ある意味壮観な光景の中での研修でした。



長年の認証維持企業での講師対応

そして同社の認証取得はISO9001もISO14001も20年以上。

正直マンネリ化に悩んでおられるのではないかと思うのですが、そこまで研修事務局の方とはコミュニケーションをとることができずに研修突入でした。


事務局の方からは、いつも通りのコース内容でOKです。

このコースは未経験者向けだから、それでやっていただければ、というもの。

正直物足りないのですが、開始前の準備でゆっくり相談をしている時間もありませんし、何より事務局の方の要望がそれで結構です、ということなので、こちらもそれ以上は突っ込めません。


不特定多数の集まる集合研修と同様な入り方をして今回の研修をスタートさせました。


とはいえ、2日間の中で、いろいろ散りばめていきますから、不特定多数の集まる集合研修とはかなり違うものに仕立てていきます。

一番はマニュアルの扱いです。



自社マニュアルの研修での活用

初日の昼休みにわかったのですが、事務局の方は参加者に対する指示として、自社のマニュアルを一読してくること、そして紙ベースでもデータベースでもよいので、持参すること、と伝えていたのです。


正直開始前に言っていただければ、という大事な情報なのですが、初対面でもあり、それはそれで、ということで扱うしかありません。

そう言われてみれば、規格の解説時に何か資料を見ている人がいるな、というシーンが脳裏に思い出されるのでした。

とはいえ、必ず持ってきて、という指示でも、解説時にマニュアルを活用してね、というリクエストもないので、こちらもあえて踏み込まずに自主性に任せます。


この辺りはいつも悩むところです。

要は、研修事務局の方のグリップ力がどれくらいか、という問題にもなります。


事務局の方も、直接の部下ではありませんから、気持ちよく学んでいただき、そして力量を上げてもらうことができればよいので、行動についてはできるだけ縛りたくない、一人ひとりの参加者の自主性を重んじたい、というのが多くのケースです。


内部監査員というポジションも同様に微妙なものでもあります。

どういうことかと言えば、内部監査は通常業務とは別枠で行われます。


直属の上司の管理下を離れて行います。

そしてほとんどの場合、そこでの実績が人事考課に反映されることはありません。



内部監査の位置づけ

内部監査を一生懸命行っても、誰からも評価されない、ということになりかねないのです。

中小企業であれば、それも経営者との距離が近い小規模企業であれば、明確な評価基準はなくても、内部監査で活躍している社員はやはり通常業務でも信頼され、ということで好循環が起き、結果的に昇進昇格スピードが速い、ということにつながる可能性は大きい、と言ってよいでしょう。


ですが、大企業であればそのようなことはまず起きません。


ISO事務局の方々には、そこまで考えて、自社の中でマネジメントシステム対応、そして内部監査対応をどのように位置づけて、動かしていくかを考えていただきたいな、と常々思っています。


そのような関連性が明確になってくると、研修の位置づけや、研修時に受講者に対して指示を出す強さも当然変わってきます。それらが相まって、即効性は薄いですが、マネジメントシステム運用がうまくいく、ということにつながっていきます。


内部監査も規格要求事項にあるからやっている、というレベルからも脱却できることになります。



事務局の方と講師としての接点

今回の2日間研修も、昼食は同社の食堂で事務局の方とご一緒しながら、というものでした。

今回もそうですが、皆さま慎み深い、遠慮がち、というのが多くのパターンです。


ぜひ遠慮なく、ここぞとばかりに質問攻撃にしていただければといつも思っています。

お伝えしたいことは山ほどあります。

ですが講師側は、押し付けになるのは好ましくないと思っていますから、聞かれたこと以外は通常はあまり話をしません。おそらく私の場合は相当にこちらから話しかけるタイプではないかと思います。


監査の際のスタイルや、標準チェックリストの有無なども、その時に聞き出したうえで、講義内容に反映させていくからです。


毎回ほぼ同じようなことを申し上げていることになりますが、どうぞ事務局の方はこの部分への理解を増していただき、遠慮なく講師としてきた人間から引き出してほしいのです。


昼食時間はゆっくりしてもらわないと、というお気遣いも大変ありがたいのですが、まともな講師であれば、講師業はサービス業であることをしっかり理解しています。


リラックスする時間よりも、お客様がより深く理解してくださる、喜んでくださる、という姿にもっていくほうを好むものです。


どうぞ講師を呼んで実施する研修の場合は、講師を使い倒していただきたいのです。


その分追加料金をいただきます、などという料簡の狭い講師はいないはずです。

せっかくの機会と思っていただきたいですし、万が一、この人からは聞く価値がないかな、と思うような講師が来てしまったら、それは派遣元にクレームをしっかり出してください。


それがお互いのため、ということです。

事務局の皆さま、どうぞ遠慮なく!





最後に『本日のひとこと』


🎯研修事務局の方は遠慮なく講師を使い倒そう!







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