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受講者力量の把握と柔軟対応(ISO研修講師日記Vol.28)

  • tsunemichiaoki
  • 23 時間前
  • 読了時間: 4分
受講者


今回はQMS内部監査員養成研修の短縮版。未経験者も入っている中での基礎から実践力までを身につけてもらうための研修講師。ある特定企業様向けの講師対応でした。

教材やカリキュラム自体は他の会社で何度も実施しているもので、大きな問題は感じない内容に仕上がっているコースなのですが、今回はずいぶんと勝手が異なりました。


さあ、何がいつもと違っていたのか。

どのような対処を取ったのか。


振り返っていきましょう。



アレンジ型研修の受講者

今回のコースは1日のコース。

午前中は解説。午後は演習というパターン分けがはっきりできているコースです。


午前中は手ごたえがあまり感じられない一方で、午後は演習ばかりになりますので、参加者の方々もスイッチが入った感じに通常ではなります。


今回もそのように進んでいくだろうな、と想定していたのですが、午前の講義がもう少しで終わるだろう、というタイミングでびっくりするような質問が出てきたのです。


あくまでQMS内部監査員になるための初心者研修ということで開催しているものだったのですが、タートルズを踏まえて、インプットアウトプットを明確にし、プロセス管理をする、その際にKPIとの関連で・・・・・という前置きとともにどのように今の例題はとらえればよいのか、という感じの質問が飛び出しました。


正直びっくりです。


上記の言葉は、内部監査員経験者向けのスキルアップ教育の場においてもそうそう出てくる用語ではありません。それがこのコースで出てくるとは。


時間の許す限り、回答をしましたが、一部の方は相当に戸惑ったと思います。

質問の意図も回答内容もさっぱりわからない、という方が相当数出たのではないかという危惧です。


そしてその時は、ずいぶんその人だけレベルの高いところにいるいな


今回の件は、コースの求めるものはそのようなあ、と感じてそのまま昼休み、そして午後の演習に移っていきました。


そして午後の演習が始まった割と早い段階でわかりました。

とてもスムースに演習が進むのです。


通常であれば、いくつかあるつまずきやすいポイントで時間を要し、場合によって解説を入れ、という形で進んでいくのですが、そのような場面が不要という感じでどんどん進むのです。


なかなか普段経験しない展開でした。




進行中にわかったこと

そこでわかったのです。午前中最後に出た質問をされた方だけが突出して高いレベルなのではなく、今日の方々は全体を通してレベルの高い人々なのだ、ということを。


その会社では認証を取得して30年が経過していました。

経過年数が長ければ力量も高いところにある、と言いたいのですが、世の中の実態としてなかなかそう簡単にそのようになっています、ということにはなっていません。


どうしても人の入れ替わりがあることもあり、せっかくマネジメントシステム運用レベルが上がった組織でもベテランの退職により、若手の育成が追い付いていないとレベルが下がってしまう、ということはままあることなのです。


そのような意識でいたことがその会社の方々の実力を把握するうえでの邪魔をしていた、と言えば言い訳になってしまいます。


結果的には、普段では各所でつまずき、時間を要してなかなか全題材への取り組みができずに終わってしまう教材を最後までこなし、かつ時間が余ってプラスアルファの解説までして研修終了を迎えました。


このレベルの企業もあるのだな、というのが素直な感想。

そして、もっとこのレベルの企業が増えるために努力を積み上げなければ、と思って帰路につくこととなりました。


コース途中で受講者レベルの想定を変え、格段にレベルを上げた運営管理をしたことで、なんとか受講された方々も研修を受けてよかったな、と思っていただけたのではないかと思います。とはいえアンケートの評価はいつもより低いものしか得られませんでした。


その場の対応だけではやはり限界がある、という証左でもあります。

研修はなまものである。その怖さを改めて感じさせられた一日でした。




最後に


『本日のひとこと』


🎯受講者レベルの見極めを可能な限り早い段階で行い、それに合わせて柔軟対応しよう!












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