教材の工夫はいつか実るもの(ISO研修講師日記Vol.24)
- tsunemichiaoki
- 20 時間前
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以前、鬼門ともいえる研修があることをお伝えしました。
研修講師日記Vol.2でお話ししているものですが、今年もまたその研修実施の季節が巡ってきました。
このように記すとなんだか微妙な印象を与えてしまうかもしれませんが、やはり今期一番緊張を強いられるとともに、うまくいくだろうという事前の確信が実は持てていない唯一のコースでもあります。
とはいえ、お客様としては年間教育プランの中で、やはりその研修は外すことはできない、という結論を出しており、今期も継続発注をいただくことができているので、こちらとしてもその苦難に目を背けるわけには絶対行きませんし、何とかより良いものに変えていきたい、と思って何か月も前からいろいろ考えては来ています。
今回の教材への工夫
そして昨年度の反省を踏まえて、今年は2つのことを考えました。
ただしそのうちの一つは、場合によってはちょっと過激な手法にもなりかねないため、事前に先方と打ち合わせの機会を持ち、意図と実施方法を打診。
結果としてOKが出たので、あとは当日の状況次第でそれを入れ込むかどうかは講師の裁量に任せていただくこととしました。
そしてもう一つは、演習の改善(工夫)。
昨年度も改善を図って臨みましたが、結果としては十分な成果につながらず、コース全体評価を押し上げることにはまったくならなかった反省を踏まえて、改善ではなく、一新を図る必要があると判断して、何がフィットする中で考え続けた中で、初心に返って、こねくり回したような演習教材からシンプルなものに方針転換。直前対応になってしまいましたが、役に立ちそうなイメージは自分の中に作り上げることができました。
さあ、本番
そのような準備状況で迎えたいよいよ本番当日。
抽象的概念を扱う研修で、いつも対応しているISOを学ぶために設けられた研修ではないため、いつものような雰囲気でこちらのペースに引き込むことがなかなかできない上に、受講者側も自発的にこの研修受講を求めた方と、指示に基づき強制的に受講を強いられている方が約半々という状況。
講師にとってはここは少しハードルが高いところになりますが、もうそこは度胸で押し切るしかありません。
割と早い段階でワークを入れているので、まずそこで場が温まってくれるのを手掛かりに、話を進めていきます。
そして、やはり、先ほど述べて1つ目の追加施策は導入すべきだな、という状況に至りました。
極めて順調に進んでいれば、その施策は不要であり、少々過激ともいえる手法のため、やらないで済むならやらずに済ませたかったのですが。
結果はどうだったか?
結果はどうだったか。
〇×問題のようなものとは全く違うので、効果のほどは正直わかりません。
しかし、終了後の講師としての感覚は、チャレンジしてよかった、と思っています。
その施策のせいかどうかわかりませんが、その日の午後の段階で、場の雰囲気が変わりました。
あれっと思うほど。
この施策の効果か、その時の演習内容が受講者の何かに触れたことによって、参加者の皆さんの構える気持ち、懐疑的な気持ち、が緩んだのか、は今も不明です。
しかし、その雰囲気、感覚は昨年の実施時にはまったくなかったものでした。
つまり、この雰囲気、場が形成されれば、研修の大失敗はもうないな、という感触が得られるところにまずは到達、ということになりました。
そして前述の2つの施策の2つ目。演習教材の一新は、2日目午後に入れ込むものだったのですが、こちらもほぼ想定通りの進行。
そして受講者の表情も多くの人が自然体というものに完全になっていってくれました。
ここまでくればもう大丈夫、という状況です。
アンケートの結果も・・・。
鬼門だった研修がようやくこれであれば自信をもって提供できる、というレベルに到達した瞬間でした。
今年度、もう1回同じ内容の研修が計画されています。
まだ2回目が無事終わったという状況ではないので、安心するのは禁物ですが、そうはいっても、この道筋をたどっていけばOKだというものがこれまでは見えていなかった中で、ようやくお客様の前に立つうえでの不安、緊張から解放されることは間違いありません。
最後に『本日のひとこと』



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