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「被審査者から是非に、と言われる改善提案」(ISO9001審査員日記Vol.6)

  • tsunemichiaoki
  • 7 時間前
  • 読了時間: 3分

「以前の審査でも何度か審査員の方にはそのようにお願いしているのですが・・・」

「えっ、そうなんですか。審査機関内の内部資料をもう一度確認させてください。・・・(しばらく時間もらって)・・・念の為、再確認しましたが、過去の審査員からはそのようなコメントは残っていませんねえ・・・」

「そうですか、それはとっても残念です・・・」


いきなり生々しいやり取りです。多少脚色はしていますが、審査現場での被審査者の方と審査員のやり取りです。


何が起きているか想像つきますか。


わかった方は少数のかなりのご経験のある方ではないかと思いますので、簡単に補足説明をしますね。




審査中に組織からのクレーム??


この場面は、被監査者から審査員がリクエストを受けている場面です。

えっ、そんなことをしてもいいの?

と思われた方もおられるでしょう。


そのようなコミュニケーション、

どんどん審査を受けている最中にしてほしいのです。


上記の場面では、その会社で定めた仕組みが規格への適合性を意識するあまり、行われているものの、現場では負担感を感じているケースです。

つまり効果的な運用になっていない状態ということです。


その負担感を減らすために、このような策はどうか、という議論が過去に行われ、審査員側が次のアクションを起こすような発言をしたことで、被審査者側がある期待を持ったわけです。

ですが結局何も起きない、という結果が続き、被審査者が落胆している中で、再度言ってくださった、と言うのが今回の顛末です。


規格、基準に対しての適合性を審査するわけですから、上記の状況は、適合状態であることは互いに認め合うところ。

何が問題なの、と思われる方もおられるかもしれません。

ですが、運用する側として不満を感じている、ということは放置できません。


適合性を意識するあまり、運用管理が重たくなっている点があればどんどんスリム化を図っていっていただきたいし、審査員はそれの後押しをしなければなりません。


それができてこそ、マネジメントシステムの継続的改善が出来ている、ということになりますし、

審査の価値を認めていただけるはずです。



今回のケースでの真実が何であったかはわかりません。

しかしどう見ても改善の余地がある事象でした。

そして被審査者側も同様の視点で捉えていました。




歓迎される改善提案


だから改善提案が審査員から出てくることは歓迎という状況だったわけです。


通常の審査では、不適合指摘は言うに及ばず、改善提案もどちらかといえばダメ出しに近い中でのこれをやらないと・・・という感じで、受け手にとってはやらされ感を感じるものがほとんどです。


ですが、上記のようなケースでは、対処するのに手間はかかりますが、結果として業務のスリム化が進むわけですから、やって良いなら歓迎する、と言うのが現場スタッフの方々の感覚です。



現実の審査においては、改善提案すらも、組織が受け入れてくれない、というケースが出ます。審査する側にとっても受ける側にとってもそれは悲劇、と言っても良いケースなのですが、今回のケースはその真逆。

ぜひその改善提案を表に出してください、ということになったわけです。



審査現場の話としては少々生々しすぎたかもしれません。

しかし現実を知っていただき、その上でより高い価値とは何か、ということを考えるきっかけにしていただければ幸いです。




最後に『今回のひとこと』


📌被審査者から出すことを望まれる改善提案を見出そう!










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